今からアプリ開発するなら絶対にExpoがおすすめな理由
個人開発の実体験から、初心者にExpoをすすめる理由
はじめに
「これからアプリを作ってみたいけど、何から始めればいいのか分からない」 という相談をよく受けます。
結論から言うと、今から始めるならExpoが最有力です。
もちろん、すべてのケースでExpoが正解というわけではありません。
ただ、初学者や個人開発者が最短で1本目を公開するという目的なら、
選ぶ理由がかなりはっきりしています。
この記事では、Expoをおすすめする理由を実践目線でまとめます。

1. 開発環境のセットアップで詰まりにくい
アプリ開発で最初に心が折れやすいのは、実はコードを書く前です。
Android StudioやXcodeの設定、SDKの不整合、ビルドエラーなど、
環境構築だけで数時間〜数日溶けることは珍しくありません。
Expoはこの最初のハードルを大きく下げてくれます。
- 公式ドキュメントの手順が分かりやすい
npx create-expo-appですぐ雛形を作れる- Expo Goでまず動かして検証できる
「まず画面を表示する」までが速いので、モチベーションを保ちやすいです。
2. iOS / Androidを同時に進めやすい
個人開発では、iOSだけ・Androidだけよりも、 最初から両方を視野に入れたい場面が多いです。
Expo + React Nativeなら、基本は1つのコードベースで両OSに対応できます。
- UI実装を共通化しやすい
- バグ修正を1箇所に集約しやすい
- 機能追加の速度が落ちにくい
1人で開発するなら、この運用コスト差はかなり大きいです。
3. EAS Build / Submitで公開フローが現実的
「作れたけど公開ができない」は初心者あるあるです。
Expoはここも強いです。
今はAIのサポートがあるので、基本的な実装だけを見ると、どのフレームワークでもある程度は作れます。
ただ、最後のデプロイと公開フローだけは逃げられません。
証明書、ビルド、提出、審査対応などの工程は、最終的に自分で回す必要があります。
その点で、ExpoはEASを使ってこの公開部分をかなり整理できるのが大きな強みです。
- EAS Buildでクラウドビルドできる
- EAS Submitで提出フローをまとめやすい
- ローカルのネイティブ環境依存を減らせる
公開までの道筋が明確なので、 リリース経験を積むサイクルを作りやすくなります。
4. アップデート体験が軽い
機能改善を小さく速く回すなら、更新しやすさは重要です。
ExpoはOTAアップデート(Expo Updates)を使って、 JS/アセットの変更を比較的スピーディに配信できます。
- 軽微な修正を素早く反映しやすい
- ユーザー検証のサイクルを短くできる
- 個人開発でも運用を継続しやすい
※審査が必要な変更は通常のストア更新が必要です。
5. 情報が多く、学習しやすい
初学者にとっては、技術の優劣以上に「詰まったときに調べて解決できるか」が重要です。
Expoは利用者が多く、情報源も豊富です。
- 公式ドキュメントが充実
- 記事、動画、サンプルが見つかりやすい
- 同じエラーの解決例を探しやすい
結果として、学習コストが下がります。
Expoが向いていないケースもある
公平に言うと、次のようなケースでは最初からBare React Nativeやネイティブ実装を検討した方が良いです。
- 強いネイティブカスタマイズが必須
- かなり特殊なSDK連携が必要
- パフォーマンス要件が厳密で低レイヤー最適化が前提
ただ、これらは最初の1本目で必要になることは少ないです。
まとめ
今からアプリ開発を始めるなら、まずExpoで始めるのが合理的です。
- 立ち上がりが速い
- 両OS対応を進めやすい
- 公開フローまで繋げやすい
- 改善サイクルを回しやすい
まずは小さく1本作って、実際に公開まで持っていく。
この経験を最速で積みやすいのが、Expoのいちばんの価値だと思います。
もし要望があれば、次回は「Expoで1からアプリを作って公開するまで」のハンズオン記事も作成します。